導入事例

株式会社久慈食品様は、1966年埼玉県戸田市にて開業した。
創業者の理念は“お客様第一主義”であり、現在もその理念を受け継ぎながら、食を通して社会に貢献してゆく事”を目標に事業を続けている。
“食の力は心のゆとりをもたらす”という信念から、生み出したおつまみは約1,500種類に達する。
現在の拠点は戸田市にある本社・物流倉庫と、宇都宮の北関東営業所の3箇所。 関東を中心とした全国小売業への自社ブランド商品の卸、地域性を活かした商品構成の 提案サービスなど、創業の地で地域密着型の経営を続けている。

  • 久慈食品様は以前から検品システムを導入しており、“在庫差異の撤廃”と“業務のスピード化”を目標として既に運用を開始していた。
    しかし通信トラブルなどのシステム機能に起因する問題が多く、特に現場では、ハンディターミナルでスキャンしたデータをPCへ送る際に時間がかかり、その待ち時間がストレスだったという。
    また、仕組み上、基幹システムと連動させることが困難だった。

    営業部サブマネージャーの増田さんは、そういったトラブルや弱点を目にしていたことから 「自分がシステムの担当になったら、検品システムを入れ替えたいと考えていました。」
  • 検品君を使いよかった点は“作業効率が格段に上がったこと”。 「ハンディターミナルの操作が簡単で、作業自体がスピードアップしており、導入から半年で残業も3割程減りました。 今、全社的に残業を減らす取り組みをしていますが、その目標が徐々に果たされつつあります。」

    もともと誤出荷は少なかったが、それは目検品によるトリプルチェックを行なっていたからだった。「ハンディターミナル導入後はダブルチェックです。工程が一つ減り作業時間が短縮されたので、 これも残業時間の減少に繋がったと思います。」

    さらに「在庫差異がだんだん減ってきましたね。」以前は通信トラブルが多く、 出荷データが管理PCの在庫情報に反映されないこともあった。 「今は通信による問題がほぼ解消し、作業ストレスがなくなりました。」 また、日々在庫数を見ることができるため「入出庫に対する認識が変わりました。 業務部、営業部で“勝手に持ち出すと数が合わなくなる”“実在庫と在庫データを合わせよう”との意識が強くなり、 商品持ち出しの抑止力にもなっています。」 それでは、実際に作業されている人の声は、 どうなのか。
    倉庫業務担当の中西様にもお話を伺った。「以前のシステムは実績収集だったのですが、 (検品君は)ハンディで検品をしてくれるのがいいです。棚卸の作業工数が、半分から三分の二くらいまで減っています。」

    出荷検品を担当している山口さんは「検品中に(ハンディターミナルで)残照会ができるのが嬉しいです。」 とのことだった。
  • 検品君を選んだきっかけは、フレックスシステムファームが講師を務めた物流セミナーに参加したことだった。
    「セミナーで今まで聞いたことのない物流ノウハウを知ることができました。 そこでもっと詳しい話を聞きたいと思ったことと、他社への導入実績が多かったことが、検品君を選んだ理由です。」
    また、「在庫管理の基本からのスタートなので(検品君のような)パッケージ製品のほうがよいと考えました。」

    検品君に対しては、レスポンスの良さにも期待以上のものを感じたそうだ。 「営業の動きが早く、また導入後のサポートでもうちの現場と(フレックスシステムファームの) 担当者さんが直接やりとりできるので、助かっています。」
  • 以前、現場で初めてハンディターミナルを導入した時は、不安の声があがっていた。

    “目で見て出荷”というところを“目で見てスキャンして出荷”という流れになるため、 「作業が増えるのでは」という心配や、「伝票に手書きするほうが楽」という声があがるなど、 物流部門ではハンディターミナルの導入に抵抗があったようだ。

    しかし実際に使ってみると、 操作が簡単であることやスキャン自体が単純作業で負担にならないことが分かり、受け入れられたという。
  • 増田さんに“在庫差異をなくしたあとの次のステップ”を訊くと「在庫過多なので、在庫を減らしたいです。 そのためにも“賞味期限管理”の機能をつけたいですね。」 期限そのものの管理というより在庫適正化のために賞味期限を管理したいという。

    「おつまみは賞味期限が短くても90日、長いものは120日です。 (期限切れでない点は同じだからか)旧い在庫からではなく 新しい在庫から出荷してしまうことがあります。」 賞味期限管理を行なうことで先入れ先出しを徹底し、旧い在庫が積みあがらないようにする=在庫過多をなくす、という考えだ。

    また、「今は、“これくらいでなくなりそう”という予測から生産を行なっています。 でも在庫が適正化されれば、発注点も明確になり、適切な生産計画が立てられます。」 将来的には基幹システムと連動させ、全部門に渡る一貫した管理システムを作りたいとのことで、その目標のためにも、 「まずは在庫差異をなくして、次のステップにいきたいですね。」
取材後記
久慈食品様が自社のキーワードとしているのが「個人から会社へ、会社から地域へ、地域から社会へ」。 これは、“個人が幸せになれば会社が幸せに、会社が幸せになれば地域が幸せに、地域が幸せになれば社会が幸せになる” という考え方です。

社会全体を幸せにするためにも、まずは「小さな幸せである、おいしく質のよいおつまみ・おやつを個人に届けたい」 との想いがこめられており、その理念のもと「こうすればもっとお客様に喜んでもらえるはず」と新しいおつまみを次々と企画し、 小売店の売上に貢献するような商品を生み出しています。

増田さんが話された“検品システムと基幹システムの連動”、“生産管理の統制に及ぶ構想”など、 業務のシステム化ひとつをとっても「将来はこうしたい」「こうすれば全体がもっとよくなる」という想いが伺えます。
“個人から会社、会社から地域、地域から社会”という広がりを持った企業理念に従い、
“大きな目標のために小さな目標へ着実に進む”姿勢を、取材の中で感じました。
「株式会社久慈食品」
http://www.kujifood.co.jp
所在地:戸田市美女木1068番地
創業:1966年8月
業種:食品(主におつまみ)企画、卸、販売
資本金:33,600,000円
規模:従業員26名、拠点数3
導入機能:入庫、出荷(最終検品)、出庫、棚卸、在庫
導入効果:作業効率向上、在庫差異・誤出荷低減
機器構成:ハンディターミナル5台、アクセスポイント1台

大阪の社長TV 大橋一朗
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